2003年3月30日 日曜日

今日はくさっぱらの掃除。 これは桜ではなく杏。ちょっと前につぼみがけっこうついていたが、来てみると期待したほどではなかった。でもまあ、アップで見ればなかなか。
 この杏は5丁目のKさん宅から移植したのだが、切り口から腐食して一時は危篤状態だった。腐った幹を削って、セメントでふさぎ、だんだんに元気を取り戻してきた。今年の花は、これでも移植後最高の出来である。

 今日の日記は、第一回ということで増量してお届け。
 くさっぱらの掃除はなかなかハードだ。その日のちらかりようにもよるが、(1)園内を巡ってのごみひろい (2)ゴミ箱のごみを分別して袋詰め (3)外回りの掃き掃除 とフルコースをひとりでやると2時間かかることもある。今日は3人。

 「ふだんの活動」にも書いたが、数年前まで大田区の公園ゴミの分別は「燃える」「燃えない」の二分別だった。それが「缶」「ビン」「PET」を加えた5分別になって、作業量は格段に増えた。
 ゴミ箱を撤去して、ゴミは持ち帰りということにしてどうか、という議論も再三浮上したが、ここは弁当を食べる人が多い。そのゴミを捨てる場所がないのもなんだよなぁ、ということもあり、ゴミ箱は置いてある。区内の他の公園では、撤去したところも多いようだ。そのゴミ箱が浮いている、というので、最近、写真のようなふた付きのタイプに入れ替えてもらった。それ以前は角形の、ふたのないものだったので、ときどきカラスに荒らされた。このタイプにしてから、カラスの被害はほとんどない。

 公園掃除の必需品は火ばさみである。ゴミ箱のゴミの分別にはもちろん必要だし、園内は基本的に掃き掃除はせず、ゴミを拾って歩く。常連はみんな「マイ火ばさみ」を持参する。


 ゴミ箱の中はだいたいこんな感じ。燃える、燃えない、缶、ビン、PETが、まんべんなく混じっている。エロ本、ビニールに包んだ犬の糞、弁当がらと空き缶を、ご丁寧にひと包みにした袋、は定番である。

 犬の糞については、専用の糞だめを作ろう、という計画がある。せっかく土の公園なのに、わざわざビニールに包んでゴミ箱に捨てるのはやっぱり変だ。

 弁当をここで食べるみなさん。東京都は5分別が基本です。空き缶、PETは別に捨ててね?

 エロ本は…ジャンル別に専用ゴミ箱を作るか?


 くさっぱらの居ネコ。私たちの間では「マル」と呼ばれている。一時おさまっていた目やにが、また出ていた。


 一仕事終わって、ま、一杯。左と中央のふたりは作業がすっかり終わってから駆けつけた。いや、べつに責めてるわけではありません(^_^;)。
  ちょっと見えにくいが、右奥のベンチの前に一人寝ているのがわかるだろうか?うららかな春の一日、楽しい掃除&ささやかな花見だった。ではまた。  (のの)