2006年5月5日(こどもの日)くさっぱらに こいのぼり

ごぶさたしました。今回は久が原5丁目で造形教室「アトリエ マーサ」を主宰している後藤さんに記事を書いていただきました。


 もう六月もすぐそこですけど、ゴールデンウィークにくさっぱら公園を飾ったこいのぼりの話をします。

  今の子供たちは、こいのぼりと言ったら、保育園や幼稚園の比較的広い園庭に飾られるもの、自分の家では、 スーパーのお菓子売り場に売っている小さなこいのぼり、というのが現状のようです。昔、久が原にも大きな農家 の庭には高い高い柱が建ち、元気に泳ぐ5~6匹のこいに触ろうとジャンプして歓声を上げていた子供たちがいた ことを思うと、何だか今の子供たちは気の毒なような気がします。

 そこで、5月3日~5日、くさっぱら公園で子供たちが作ったこいのぼりを飾ることを思いつきました。西まちなみ 整備課の方に相談して、段取りを決め、ロープ張りはくさっぱらまつりでいつもロープを張ってくれている高田さんと 木下さんに応援を頼み、当日は快晴、ほどよい風になびいたこいのぼりは全部で36匹!ガーゼの晒に化学染 料で思い思いに染めたこいのぼり、それはそれはきれいでした。

  ゴールデンウィークということもあり、見てくれる人も 限られていたようですが、作者の子供がおとうさん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちゃんを連れて見に来てくれ たり、ご近所のご老人がカメラを持ってきて、にこにことうれしそうに撮影してくださったり、新しくできた近くのマンシ ョンのかたが、ロープ張りを手伝ってくださったり、大田ケーブルTVも取材していただいて放送もされました!

 毎日、日没には取り込むようにして作品を確認して大事に展示しましたが、素材がガーゼの晒ということもあり 2~3匹縦に裂けてしまった作品もありました。残念でしたが、作者には裂けたところを繕って返却しました。

              こどもの造形教室 アトリエ マーサ 後藤 奈美


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