2003年11月7日 金曜日

 まつり前日、ご近所へのご挨拶。毎年、栗おこわを炊いて、くさっぱらに隣接するお宅にご挨拶にうかがっています。くさっぱらのシンボルとも言える栗の木にちなんでの栗おこわ。くさっぱらの栗の木は毎年たくさんの実をつけ、それも大粒でなかなかの味。ーーなんですが、保育園の子どもたちも楽しみにしているし、ご近所でも栗を取りに来る方もいるらしく、全部を栗おこわに、というわけにもいきません。くさっぱらの栗少々に、あとは市販の栗です。
  写真は6日の、その栗むきのようす。昭和の暮らし博物館の谷口さんが着物で登場。たすきがけ、いいですな。し〜ずか〜な、し〜ずかな、さ〜とのあ〜き〜。昭和の暮らしでした。


 前回書いた、トラブル2件のその後。まず、水道ですが、管理事務所が、さっそく修理してくれました。
 ただ、台に埋め込まれた部分にひびがはいっていたようで、蛇口の修復はむずかしく、水漏れは止まったものの、当分は二口の蛇口のうち、ひとつしか使えません。

 もうひとつ、猫の件。こちらはちょっとこじれてます。
  餌をやっている人たちは何人かいるようなのですが、そのうちのお一人から電話をいただきました。くさっぱらの猫が殺された、ということで、ひどく憤慨されていましたが、そちらの連絡先も教えていただけないのでは、お話を鵜呑みにするわけにもいきません。真相はどうなのでしょうか?
 くさっぱらの掲示板にも、動物の虐待は法律で禁止されています、というような内容の掲示物が、合計7枚も貼られていました。どれも連絡先はなし。それに枚数が多すぎます。悪いんですけど、管理事務所に許可をとった上で撤去させていただきます。
 餌やりのみなさん、張り紙もしておきましたが、この記事をご覧になったら、ぜひご連絡ください。

 トラブルはなるべく当事者同士、顔を合わせて解決しよう、というのが、私たちのスタンスです。トラブルが起きると、まず行政に苦情、行政は、たとえば今回のようなケースなら「猫にえさをやらないでください。」といった看板を立てて対処する、というのがこれまでのありがちなパターンでした。その結果、公園には「◯◯禁止」の看板ばかりが増え、なんとなく窮屈な雰囲気になってきた、というのが、昭和30年代以降の流れです。これ、いやじゃありませんか?
  制札板といわれる、どの公園にもある金属製の看板、あれも、くさっぱら公園では、あえて何も書かないままにしてもらっています。それも、そういう気持ち、おおげさに言えば公園を地域の手にとりもどしたい、という「こころざし」の象徴、のつもりです。とりもどしたい、なんていうと、行政が公園を「とりあげてしまった」ような言い方ですが、一方的に苦情をいうことで、私たちが公園を手放してしまった、という一面もあるんじゃないでしょうか?
 話し合いでなんでも解決できる、というほど楽観はしていませんが、知恵を出し合って、ひとつでもトラブルが解決できた、という事実を積み重ねていけば、「◯◯禁止」の流れを変えていくことができるのではないか、と思います。
 ご連絡はTEL3756-2763 野々村 または nono@net.email.ne.jp へどうぞ。

 明日からくさっぱらまつり。ご近所のみなさん、お騒がせしますが、どうぞよろしくお願いします。